COLUMN
「違和感」は、その人らしさに気づいたしるし。ちとせの杜 草部が大切にしている関わり方

介護の現場では、「その人らしさを大切に」という言葉がよく使われます。では、その人らしさとは何で、どうすれば気づけるのでしょうか。株式会社care storyが運営する住宅型有料老人ホーム「ちとせの杜 草部」(大阪府堺市西区)では、その手がかりを「違和感」に見出しています。
一人ひとりが、人生の物語の主人公
私たちは、お一人おひとりに人生の物語があり、誰もがその物語の主人公であると考えています。そして、その物語の中には、その人らしさがあふれています。
これは入居者様に限ったことではありません。職員も、誰もがみんな物語の主人公であり、それぞれの自分らしさを持っています。人と人との関わりは、主人公同士がそれぞれの自分らしさを持ち寄ることで成り立っている、と私たちは考えています。
「違和感」を大切にする理由
自分とは異なる物語や自分らしさに触れたとき、人はつい「違和感」を覚えることがあります。「どうしてそうするんだろう」「自分なら違うやり方をするのに」。
こうした違和感は、ともすると「困ったこと」「直すべきこと」として扱われがちです。けれども私たちは、その違和感をこそ大切にしたいと考えています。なぜなら違和感は、相手の物語や、その人らしさに気がついたしるしだからです。
違和感を覚えたとき、それを打ち消すのではなく、「この方にはどんな物語があるのだろう」と関心を向けてみる。その気づきを大切にしながら、日々の関わりを持ちたいと考えています。
日々のケアの中で
こうした考え方は、ちとせの杜 草部の日々の過ごし方にも表れています。
- 急かさない:その方の性格・習慣・ライフスタイルを大切にし、気持ちに寄り添いながらサポートします。
- 気づきを共有する:朝礼で夜勤からの申し送りを受け、夕方にはカンファレンスで日中の様子を共有し、ケアプランの見直しにつなげています。一人の職員が感じた小さな違和感も、チームの気づきになります。
- 暮らしを持ち込める:健康状態に配慮しながら、好きなものをお部屋に持ち込んでいただけます。外出や外泊も、事前にお知らせいただければ可能です。
施設長の想い
ちとせの杜 草部の施設長・藤田は、ごあいさつの中で「効率や決まりごとよりも、お一人おひとりの声にじっくりと耳を傾け、心に寄り添う時間を何よりも大切にしています」と語っています。違和感を大切にする関わり方は、その想いを日々の現場で実践するための、私たちなりの方法です。
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